理事長挨拶

ご挨拶

代表理事

一般社団法人 日本医学教育評価機構

理事長 髙久 史麿

私は思いがけなくも、平成27年7月に開催された第3回日本医学教育評価機構設立準備委員会において理事長を務めることとなった。長らく医学教育に関係してきた者として極めて光栄なことであるが、同時に責任の重大さを感じたことを思い出している。


日本医学教育評価機構(Japan Accreditation Council for Medical Education : JACME )は、米国で臨床研修を行う外国の医学生に許可を与えるECFMG(Educational Commission for Foreign Medical Graduates)が2010年に「国際基準で認証・評価を受けていない医学部の卒業生には2023年以降はECFMGの申請資格を与えない」という通告を契機として設立されたとはいえ、全国80の医学部・医科大学が参加して、医学教育の質を高めるために発足したことは、我が国の医学教育の歴史の中で画期的な事柄であると信じている。


JACME発足当時、我が国では高等教育機関に対する機関別認証評価制度はあるものの、医学教育分野別評価制度はなかった。ECFMGの通告を機に、医学教育分野別評価の制度設計が全国医学部長病院長会議医学教育質保証検討委員会(奈良信雄座長)と文科省大学改革推進事業で進められた。これらの事業で試行評価が合計18校で実施された。この間、2016年9月に実施された東京医科大学での評価には世界医学教育連盟(WFME)の3人の評価委員が視察した。


そして、総務渉外委員会を中心とするJACMEメンバーと、WFME評価委員との間における評価システムについての度重なる討論の結果、2017年3月18日付けでJACMEがWFMEから正式に我が国の医学教育を評価する国際機関として認められた。世界では、7ケ国目にあたり我が国として誠に光栄なことである。この間における奈良信雄常勤理事を始めとするJACMEの皆様のご尽力、並びにWFMEの実地調査視察に協力していただいた東京医科大学の皆様方に心から感謝の言葉を申し上げたい。


今後は、全ての我が国の医学部・医科大学がWFMEの認知を受けたJACMEから正式に評価を受けることとなり、それに伴いJACMEの事業量と責任は急速に増大することが十分に予想される。我が国の全ての医学部・医科大学にJACMEへのご支援を心からお願いして挨拶の締めくくりとしたい。



▲ ページトップに戻る